2011年度県連放射線部会総会を開催。
県連放射線部会は7月9日(土)、至誠堂総合病院にて2011年度総会を開催し、県連各病院・診療所の放射線技師12名が出席しました。 総会にはいる前に、東芝メディカル(株)の小松賢良先生を講師に招いて、「放射線機器点検の必要性とメンテナンスフィ」をテーマに研修講演をしました。講演では医療機器の安全管理と保守点検について、医療法および薬事法でのこれまでの制度改正の概要や医療機器安全管理責任者の役割のほか、医用X線CT装置の守点点検の実施内容および保守点検費用についてお話をいただきました。講演を受けて、医療機器の性能維持と安全確保の必要性、故障に至る前の対応について再確認しました。参加者からは、MRIの吸着事故の発生状況について質問がありました。回答では全国で半期に20~30件発生していますが、安全管理によって防止可能となっています。 総会では2010年度の部会活動を総括し、学習会での認知症についての講演や16列CTについての情報交流が好評だったこと、東日本大震災での放射線部門での被災地支援での奮闘などについて報告がありました。2011年度の活動方針については、毎年定例の研究発表会および学習会の今年秋の開催、法人をまたいでの研修の実施等について意見交換しました。