2012医系学生のつどいを開催しました!
~福島の方や避難している方のお話を直接聞いて、「寄り添う」ことの意味を考えま した~
12月27~28日、天童温泉にて『医系学生のつどい★2012』を開催し、看護学生16名、 リハ学生3名、薬学生4名、医学生4名、職員24名が参加しました。 1日目は「福島の現状について」福島民医連わたり病院看護師の根本利恵子氏と「桑 野協立病院支援報告」至誠堂総合病院看護師の伊藤明子氏の講演を受けて、SGDでは ①感想、②もし自分が福島にいたら、③もし自分が福島で医療者として働いていた ら、④自分が医療者として福島でできることは何か、を皆で考え、話し合い、発表し ました。 2日目は「避難の状況について」福島から避難している菅野幸子氏の講演と、「山形 民医連被ばく問題・被災者支援委員会の活動」渡辺正巳氏の講演を受け、SGDでは① 感想、②もし自分が避難者だったら、③福島からの避難者が患者さんとして自分が働 いているところに来たら、④原発が人々に与えた影響に対し今後どのようなことが必 要か、を皆で考え、話し合い、発表しました。 2日間の感想として「原発など今のような状況に置かれたときに自分たちにできるこ とは、医療の技術面での提供だけでなく、もっと“視野を広げて”知識を身につけ、 行動していくことが大事という話が出て、考えさせられました」(医学生)「福島の 話、原発事故による被害の現状から、身体的にも精神的にもサポートが必要だと思っ たし、今後医療者になる者として、何が必要か、何ができるかを改めて考えたいと 思った」(看学生)「震災から1年半がたち、ニュースでも報道されることが少なく なり、自分の中でも震災のことについて忘れかけている部分があったので再び震災に ついて考えさせられた良い機会になった」(リハ学生)などの感想が寄せられまし た。