7月31日(月)に、今年度初となる医系学生ミーティングをZoomにて開催しました。今回の講師は、日本看取り士会認定看取り士の梁瀬文子氏です。当日は「看取りは命のバトンリレー ～看取り士から見た患者中心の医療～」と題して講演をしていただき、医系学生（医学生・看護学生・薬学生・リハビリテーション学生）11名が参加しました。
　講演は「主治医なら/家族ならどうするか」という視点で捉えた事例検討に始まり、看取り士の業務内容や役割、2025年問題から見る死亡場所の実情などについて話していただきました。講演の最後には、「看取りは日々の生活の延長にあるものであり、全ての人が最期に愛されていると感じて旅立てる社会を作ることが看取り士たちの夢です。患者に寄り添う方法はひとつではなく、一度意思決定しても揺れ動く心に、一緒に揺らいでいくことが大切だと考えています。ぜひ、多様な価値観を自分の中に入れて、自分自身を大切に医療の現場に臨んでください」とメッセージがありました。