民医連の介護・福祉理念を学習
~持ち寄った事例にもとづいて、実践的に学ぶ~
6月25日(土)、鶴岡協立病院大会議室で「民医連の介護・福祉理念学習会」を開催しました。介護事業所の職員33名が参加しました。 民医連の新綱領の中では、介護・福祉の位置づけが強化され、39期の総会方針で介護・福祉の理念が提案されました。この介護・福祉理念「3つの視点と5つの特徴」について、井田智県連介護・福祉部長が説明、さらに参加者が持ち寄った事例を討議して深めました。 事例報告では4演題が報告されました。協立リハ病院からは、不安を抱えながら在宅生活を継続する利用者への援助を通して、利用者の生活背景、地域状況を把握することの重要性を認識するとともに、行政の問題、社会保障制度の問題が根底にあり、「お金がなくても医療や介護が受けられる、そんな無差別平等の医療・介護を大切にしている民医連で働いていることを誇りに思う」と結びました。 私たちの日々の実践が、今回学習した理念に合致し、やりがいと確信を培うことができた一日となりました。
民医連の介護・福祉の理念(案)
<3つの視点>
(1)利用者のおかれている実態と生活要求から出発し、
(2)共同のいとなみの視点に立ち、
(3)利用者の権利を守るためにたたかう
<5つの特徴>
(1)人権を何よりも大切にし、それを守り抜く実践(無差別性の追求)
(2)自己決定に基づき、生活史、その人らしさを実践(個別性の追求)
(3)生活を丸ごと支える実践(総合性の追求)
(4)根拠に裏打ちされた実践(科学性の追求)
(5)利用者・家族・職員、ボランティアがそれぞれの立場で協力しあいながら、地域に根ざし、地域の中でひとりひとりに寄り添う実践(共同のケア)
(1)利用者のおかれている実態と生活要求から出発し、
(2)共同のいとなみの視点に立ち、
(3)利用者の権利を守るためにたたかう
<5つの特徴>
(1)人権を何よりも大切にし、それを守り抜く実践(無差別性の追求)
(2)自己決定に基づき、生活史、その人らしさを実践(個別性の追求)
(3)生活を丸ごと支える実践(総合性の追求)
(4)根拠に裏打ちされた実践(科学性の追求)
(5)利用者・家族・職員、ボランティアがそれぞれの立場で協力しあいながら、地域に根ざし、地域の中でひとりひとりに寄り添う実践(共同のケア)