2011年度ケアマネジャー研修会を開催しました
~災害時の利用者の状況把握やリスクマネジメントを学ぶ~
11月26日(土)山形市の山形テルサにて、2011年度ケアマネジャー研修会を開催しまし た。ケアマネジャー委員会が主催し、ケアマネジャー32名が参加しました。内容につ いては、東日本大震災を教訓として震災体験の交流を図り、「災害時における利用者 の状況の把握やリスクマネジメント」について学習し、実践に生かすことをテーマと しました。 宮城厚生協会・坂総合クリニックの佐伯由紀子介護保険室課長より「東日本大震災に おける被災地でのケアマネジャーの利用者への対応の報告」をテーマに講演をいただ きました。ライフライン停止、ガソリン供給不足、利用者を送迎できない状況での取 り組みをお話いただきました。利用者が被災地に取り残された状況が10日間続くなか で、トリアージへの参加、帰宅困難者のケア、利用者の安否確認のために、半数のケ アマネジャーで奮闘されたお話がとても印象的でした。 「災害時の対応および民医連ケアマネジャーの役割」をテーマとする参加者のグルー プ討議では、佐伯課長ならびに、しおかぜ訪問看護ステーションの伊勢淳子所長にも 討議にご参加いただき、活発な意見が交わされました。安否確認の訪問先の明確化、 利用者への教育と確認などの普段からのセルフケアが大切など、講演で学んだ災害時 の対応を生かした意見が多く報告され、今後はふり返りの機会を設けて学びを生かし 続けること、民医連職員の支え合いに確信を得たことも報告されました。