6月23日（日）13時より鶴岡協立病院大会議室にて開催、各病院・診療所の放射線 技師15名が参加しました。はじめに、鶴岡協立病院外科の小田嶋 敏先生より「腹腔鏡下Ｓ状結腸切除術」を テーマにお話いただきました。Ｓ状結腸にあった早期癌（進行癌一歩手前）の所見が あった目標部位を摘出した手術中の映像を見せていただきながら、詳しい解説があり ました。この手術はお腹を空気で膨らませて空間をつくり、腹腔鏡（カメラ）を挿入 してモニターに映し出し、小さな創から筒状の器具を通して鉗子と電気メスを操作し て切除を行う手術方法です。また創が小さく美容的であるとともに、高齢の方にも適 応範囲が広く、より多くの方々が恩恵を受けられる手術方法です。 続く部会総会では、佐藤勝彦部会長（鶴岡協立病院）より2012年度部会活動の総括 と、2013年度部会活動方針の提案がありました。提案を受けての討議では、県連での 被ばく問題および被災者支援に向けた活動をふまえながら「被ばく問題に向けた啓蒙 活動」について、放射線の専門家として活動に位置付けたいと意見があり、活動方針 に盛り込むとともに具体化を図っていくことにしました。